豊かな情報化社会を実現する基盤となる、センサ利用技術・ソフトウェア応用技術を利用した高度な情報システムや、社会情報デザインを行うための、人の行動や活動の認識・変容技術、3次元情報取得などの高度な映像処理・表示技術に関する研究を進めています。
情報システム分野
- 人間の行動を取得するためのセンサ技術やコンピュータ利用技術、その情報を集約するためのネットワーク技術を基本技術として、先進的なソフトウェア応用技術を用いることで、様々な分野に利用できる情報システムの開発を行います。
- 多数のセンサが生み出す大量のデータを効率的に管理・処理するために、並列計算に特化したハードウェアの応用研究を行います。
- 具体的な応用分野として、医療看護支援や介護予防分野を選び、現場と連携しながら利用価値の高い製品の開発につながる研究開発を行います。
視覚メディア分野
- カメラやセンサ画像から物体の3次元情報を取得する空間取得技術をはじめ、その情報を映像通信に応用する技術、さらにそれを臨場感豊かに再生する立体ディスプレイ表示技術や映像によるインタラクション技術について研究をしています。
- また、これらの技術を応用して、教育評価のための視線推定や、アミューズメント等へ応用するための研究を行っています。
- 主に動画を対象とした画像処理や、情報収集を安定的にするネットワーク構造技術などを用いて、より便利な情報サービスを提供する研究をしています。また実際にシステムを構築することにより、人に優しい社会の実現を目指します。
社会情報デザイン分野
- 日常生活に浸透しつつあるデジタル技術の動向をふまえて、スマートシティ基盤や行動認識、モデル化技法などの技術を活用し、人々のウェルビーイング向上に資する情報システムのデザインに関する研究を行います。
- センサやスマートフォンなどを通して得られた情報を流通させ、AIなどの技術を用いて状況に合わせたサービス提供や人々の行動変容を促し、安心・安全で便利な社会を実現する技術を研究します。
- さまざまな社会現象のモデル化を通して、現実世界をコンピュータ上でシミュレートし、得られた情報から現実世界の予測などに還元する技術を研究します。